今月のティー・ナンバー『名を改めるべき』
投稿日時:2025年12月
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コロナ禍はまだ収束していない
感染を防ぐ手立ての一つは
他人が触れたものに触れないこと
この時代の要請に伴って
手洗いと消毒の励行に加え
触れることなく扱えるものが増えた
通貨さえもその牙城を崩されたほどに
ところが
直接触れなければならないのに
時代の趨勢に抗って
勢力を伸ばし続けるものがある
洋式便器だ
和式便器であれば
どこにも触れることなく用を足せる
安心である
さらに
うんこは和式でする方が気持ちがいい
腸と肛門の並びがよくなる姿勢なので
明らかに大きく長いものが出る
すっきりできる
和式便器はすばらしいのだ
しかしそれにもかかわらず
何処も彼処も洋式便器に成り下がっている
どういうわけなのだろう
多数の個室を擁する駅などの便所でさえ
悉く洋式便器に占拠され
和式便器はひとつもないことがざらだ
和式便器を使いたい者にとっては
冬の時代である
どこも触れない和式便器にとって
コロナ禍は
またとない巻き返しの好機であったのに
その間でさえ洋式便器は蔓延を恣にしたのだ
いまからでも和式便器は
「非接触型便器」
と名を改めるべきだろう