壺とハンマーで山を登る話
投稿日時:2024年6月
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Getting Over It with Bennett Foddy
最近プレイしたゲームである「Getting Over It with Bennett Foddy」のお話をしましょう。
「壺おじ」の愛称で知られるこのゲームですが、一応知らない人のために軽く説明しておくと、下半身が壺に入ったおじさんがハンマーを振るって登山するというシンプルなアクションゲームです。操作はマウスカーソルを動かすとその方向にハンマーを振るだけ。STEAMにて大好評販売中です。
山を登るアクションゲーム。
操作はシンプルなこのゲームですがステージの難度は高く、一度でも山の頂上にたどり着いた実績である「Got Over It.」を達成したプレイヤーは、2024年5月12日現在9.0%。途中で投げ出した人がかなりいることが見て取れます。
実際、小生も初回クリアまでは苦労させられました。障害物を乗り越えていくにはシビアな操作が要求され、ミスすると容赦なく滑り落ちていきます。
自分の上達を実感できる神ゲー。
主人公のおじさんは不死身で、どんな高いところから落ちても、何度でも登り始めることができます。攻撃してくる敵も、スコアを競うライバルも(タイムアタックでもしない限り)いません。おじさんをパワーアップさせる要素もなく、退屈な稼ぎやアイテム集めとも無縁です。
さらに、障害物はシビアですが見えない罠はなく、ほとんどの物体は動きません。高難度でありながら決して理不尽ではないのです。操作がうまくかみ合っていれば、ちゃんと乗り越えていけます。
つまり、自分の腕一本でいつでも挑戦できるわけです。小生はこんな自分のペースでできるゲームが肌に合っているようです。
一応、金壺になりました。
このゲームで唯一のコレクション要素が、おじさんの壺の色。最初は黒ですが、登頂回数を重ねると徐々に変化していき、50回も登ると金色になります。Steamで獲得できる実績は全部で3つあり、それぞれ「1回登頂する」「2回登頂する」「50回登頂する」とシンプルです。
一回登頂したあともう一度登ってみると、あんなに頑強だった障害物を易々と乗り越えていけるのに驚くことでしょう。小生は一回目の登頂まで30時間ほどかかったものの、2回目は5時間、3回目は2時間と上達を実感したものです。50回目には15分足らずで登り切れました。
